併走から跳躍
[第66期順位戦(共催・有料・登録制)]C級01組04回戦が、いよいよ間近に迫った。
今期は01-04位の上位陣が全勝を維持し、本日迄直接対決が存在しない併走状態となっている。
私も03位として併走の直中にあり、颯爽と踊り出る勢いをお目に掛けたい。
[神崎健二七段]は今年で09年目になるwebsite[神崎健二七段のホームページ]の運営でも知られる普及通で、textからは想像しにくいが剽軽なお人柄も印象深い。
棋風は基本的に居飛車党で、居飛車党相手では屡々序盤に変化技を用いておいでだが、対振り飛車党では平穏に対抗型持久戦を指向なさっていると思う。
今迄02戦して01勝01敗で、間近たる'06/01/10の第64期C01順位戦09回戦では、難解な終盤から我乍ら巧く決めて制勝した。
変化技を繰り出すにせよ堅実に対抗系を目指すにせよ、腰を据えて好機を狙いたい。
本日-「(記入時未定)」。
こよいは、ここまでにいたしとうございます(by【大井夫人@武田信玄】終話挨拶依り)。
追記
[週刊将棋(週刊将棋 ONLINE)]掲載の連載漫画・笑え、ゼッフィーロ(註:春を告げる西風) Up Set ぼ~いずNext Generation (柳葉あきら氏作)を毎号愛読している。
本作は将棋系学園物としての哀歓のみならず、超初心者の指導方法に関して得る物があると思う。
現在発売中の09/03号に掲載されている第22話再度のアタックでは、私立西風ヶ丘高校将棋部部長たる主人公・飛鳥田剛(つよし)君が定員割れ廃部の危機に苦悩した挙げ句、
将棋ね 高校生はやっちゃいけませんね 禁止!!(P.07 02齣目依り引用)
等と黒猩々を彷彿とさせる要人の記者会見sceneを想起し、
どっかの偉い人が・・・(同01齣目依り引用)
なんて 言ってくれたら 廃部になっても 責任とらなくても いいよね・・・(同03齣目依り引用)
と嘆いている。
「妄想内(微苦笑)にせよ将棋を冒涜した発言が将棋の神様の勘気に触れ、model自身の自己断罪を促した」と畏敬申し上げるべきかも(神罰を言えば飛鳥田君が高校を退学させられる方が筋だが、棋神は作品世界の主人公を苦難てんこ盛りの目に遭わせても、将棋から引き離しはなさらないらしい)。
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- “「盤上のシンデレラ ~小早川紗枝は四間に挑む~ 第10局”解説及び感想(2016.03.19)
- Twitterアカウント取得のお知らせ(2015.12.18)
- 第73期B級順位戦4回戦VS稲葉陽七段まとめ(予定)(2014.09.18)
- 第73期B級順位戦2回戦VS中田宏樹八段まとめ(2014.07.17)
- 第55期王位戦7番勝負第2局中継解説のお知らせ(2014.07.14)
「ニュース」カテゴリの記事
- 初秋の輝きを背に出陣(2009.09.14)
- 満開前に最終戦(2009.03.24)
- 新年に諸々告知(2009.01.07)
- おいてけぼりで出馬(2009.01.08)
- 怒濤の一年に終幕(2008.12.31)
「個人対局」カテゴリの記事
- Twitterアカウント取得のお知らせ(2015.12.18)
- 第73期B級順位戦4回戦VS稲葉陽七段まとめ(予定)(2014.09.18)
- 第73期B級順位戦2回戦VS中田宏樹八段まとめ(2014.07.17)
- 更新履歴(2010.02.17)
- 初秋の輝きを背に出陣(2009.09.14)
「将棋界」カテゴリの記事
- “「盤上のシンデレラ ~小早川紗枝は四間に挑む~ 第10局”解説及び感想(2016.03.19)
- Twitterアカウント取得のお知らせ(2015.12.18)
- 第73期B級順位戦4回戦VS稲葉陽七段まとめ(予定)(2014.09.18)
- 第55期王位戦7番勝負第2局中継解説のお知らせ(2014.07.14)
- [天下一将棋会]HNの公開及び変更のお知らせ(2012.04.01)
「窪田自身」カテゴリの記事
- 第73期B級順位戦2回戦VS中田宏樹八段まとめ(2014.07.17)
- 第55期王位戦7番勝負第2局中継解説のお知らせ(2014.07.14)
- Android携帯より初投稿(2014.07.06)
- 更新履歴(2013.12.28)
- 更新履歴(2013.04.02)
「将棋作品」カテゴリの記事
- “「盤上のシンデレラ ~小早川紗枝は四間に挑む~ 第10局”解説及び感想(2016.03.19)
- 更新履歴(2012.12.02)
- [天下一将棋会]HNの公開及び変更のお知らせ(2012.04.01)
- e-AMUSEMENT PASS server停止のお詫び(2010.04.01)
ご返信ありがとうございます。
自ら「愚か」と書いたのは、同じコメント中の「上の発言」の方で、「下の発言」は「愚か」とは思ってはおりませんでした。今も思ってはおりません(この件に関しては実は私は「当事者」でもありました)。ただ、「悪影響」を与えそうなのは現実的には「下の発言」だということは認識することにし、表現能力を磨くことにします。
投稿: KS | 2008年9月 7日 (日曜日) 午後 06時44分
@KSさんへ
先週はどうにか、更にお気を遣わせずに済むだけの成績を挙げられました。
web活動に関する組織人としての保身が取り沙汰されて久しいですが、余り汲々としてはそれこそ将棋が小さくなるでしょう。
殊更当該箇所の削除もせずに置きましたが、webは盤上とは違った意味で、「隠し難い」場所だと思っています。
投稿: 窪田義行 | 2008年9月 7日 (日曜日) 午後 04時48分
丁寧な解説ありがとうございました。
今後も順位戦ほか各棋戦でがんばってください。
投稿: 我道振飛車ファン | 2008年9月 7日 (日曜日) 午後 04時46分
私が愚かなコメントをしてしまったことが、悪影響を及ぼすのではないかということは、(私ごとき、とはいえ)心配でした。
連勝おめでとうございます。
投稿: KS | 2008年9月 7日 (日曜日) 午後 04時02分
いつも乍らのご声援に感謝致します。
先週は結果だけでしたら胸を張れますが、何れも終盤は大逆転!で課題を残しました。
将棋世界10月号では、窪田流と棋譜への言及があり面目を施しました。後者は後輩たる中村(太)四段の賞賛に舞い上がる様では何にせよ、前者は「流石藤井総帥」と嬉しくなりました。
本題ですが、かの道面雅量(どうめんまさかず)記者もかくやのご質問を頂きました。93手目の局面を客観的に見ますと、お説の通り▲8二角を温存する▲7六角が正着でした。以下△同飛▲同玉△7五歩に一旦▲7七玉と下がり、△7六銀は▲8六玉・△5五角も▲6六歩で居飛車が残していました。
90手目に本譜の△8九金ではなく△6六銀と詰めろで下駄を預ければ、難解ですが振り飛車が余していた様です。神崎健二七段は『全く読んでいない手を指されて動揺した』旨仰っていましたが、私は心中「6五桂を放置する等ありえない。△8九金▲7七玉△7五飛で除去すれば安全勝ちだ」と一蹴してしまい、勝負の機微が顕れる結末となりました。
投稿: 窪田義行 | 2008年9月 7日 (日曜日) 午前 06時38分
順位戦4連勝と朝日OP1次予選突破おめでとう
ございます。
将棋世界でも2つのコーナーで名前が
取り上げられて良かったですね。
その順位戦ですが、終盤△7五飛の王手に
神崎七段は▲7六角打と持ち角を合い駒に
使いましたが、単に▲7六角と移動合いだったら
どうだったのでしょうか?
(先手に持ち角があると本譜△6四銀の筋が
▲8二角打でなくなってしまうと思いまして)
よろしければご教示願います。
投稿: 我道振飛車ファン | 2008年9月 6日 (土曜日) 午前 10時04分