闘棋の節句
今日は上巳(じょうし・じょうみ)の節句。
江戸時代以降は女子向けの雛祭りとして優雅な印象が強いが、嘗ては宮中で闘鶏の節供も催されていた。
方や将棋界では、A級順位戦最終09回戦一斉対局が行われる。
[名人戦棋譜速報(共催・登録制・有料)]や[将棋界の一番長い日(将棋と囲碁の番組紹介)]での中継、及び[A級順位戦最終局大盤解説会!!(東京将棋会館道場)]や[第66期A級順位戦 9回戦 大盤解説会(関西将棋会館道場)]でご観覧を楽しまれる方も多いかと思う。
闘士を闘鶏や闘犬扱いすると貶めている事になるにせよ、闘争本能に駆られて鎬を削る大小動物達の姿は、私も含む当人にとって感情移入に値する。
私は午後から東京将棋会館会館でVS岡崎洋(ひろし)六段の後、じっくり観戦するつもり。
今晩は適当に引き上げないとC02最終日観戦に差し障りそうだが、挑戦者&残り降級者がいつ判明するか次第となるだろう。
本日-「(記入時未定)」。
こよいは、ここまでにいたしとうございます(by【大井夫人@武田信玄】終話挨拶依り)。
追記
【太宰治:「人間失格」はブログ文体? デスノートの小畑健の表紙で再び脚光(毎日jp02/26)】
という記事を目にした。
「太宰の文体はインターネットのブログの文体に似ている。特に『人間失格』の一人称のやわらかい語りは、深夜にメールを打つ手つきに近いのでは」と語る。
といった、舞台版人間失格演出の鵜山仁氏に依る意見も紹介されている。
『表紙を替えてジャケ買いさせれば勝ち』的論点に飽きたらず、太宰文学のIT社会に即した分析が展開されていて興味深い。
他02者の論評共々「時代が太宰文学に追い付いてしまった」という観点を看取している。
その分将棋刊行物への応用が難しくなっているし、convenience storeへの定着となると困難を極めている。
個人的には主人公・大庭葉蔵が体育の時間に飛び台で大コケして見せた時、同級生の竹久に『ワザ』と突っ込まれて動揺し、懐柔に乗り出した下りが印象深い。
現在版なら「空気読め」の一言で当座を凌ぎつつ、お笑いcombiを立ち上げるという方向で包摂したかも知れない。
文筆ならぬお笑いで女性愛好家を中心に人気獲得しつつ、「自分は笑わせているのか笑われているのか。自分の芸や存在は、本当に笑いに値するのか」と懊悩する葉蔵の姿が描かれるにせよ。
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