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[04/05新期一点]追加改訂(の予定だが先ずは)。
せんすぶろぐ04/10(NHK杯戦:真田-阿久津:「飛車落ち」)解説ついでのやり取りを思い起こしつつ、NHK杯本戦の解説係を拝命した場合を考えた。
『窪田先生はアキバ系何だそうですね』「私は盤駒を収集していますので、念の為秋葉神社へ参詣しています」『モエモエは程々に、ですか』。
等と、心にもない茶話が交わされるのであろうか(微苦笑)。
本局は未だ【e-棋譜管理】に入力されておらず、精査するには少し時間が掛かる。
せんす氏のご疑問を取り敢えず検証。
先ずは第1図。2,004/08/26の▲佐藤紳哉五段VS阿久津主税五段(勝)他、実戦例は10局。後手のみを持って阿久津君は(本局を含め)04勝!を挙げている。
33手目は概ね▲7六銀か▲5六歩。
△5五銀▲6八角(▲7九角は常に無筋)△5六銀▲同銀△同飛▲6七銀は、先手が手厚いと思う(同一局面では01勝01敗)。
尤も△8六歩▲同歩△8八歩で先手も心配。
▲同金に△5五銀▲6八角△7六飛なら、▲同金△5六銀に▲7七金右で受け切れそう。
△5五銀で△7五銀▲同銀△同飛はどうか。
▲7六歩に△4六角▲同歩△5五飛▲5六歩△5一飛と矛を収め、先手に嫌みが多い。
因みに△8六歩に▲8五銀!は、△7八飛成▲同玉△8七歩成▲同玉に△7五銀で先手支え切れない。
「△8六歩が心配」と指摘する。
先手は反撃含みの▲2五歩を急ぎたい。△3三銀なら今度こそ▲7六銀で指せる。
実戦例が見当たらないが、△5五銀も▲2四歩でいい勝負だろう。
次に35手目▲5七銀は如何にも本筋だが、△3三桂が強力。
▲3六歩は△5六歩▲同銀△5五歩と率直に決戦を挑み、▲4五銀のいなしを封じており後手有利。
今更▲6五歩△同銀▲5五角は、△4五桂が残り△8四飛位でも先手指しにくい。
「高勝率は望めない一着」と言えよう。
最後の第2図(40手目△8六歩)。
▲同歩△8八歩に、▲8三角が効かない点をうっかりし易い。△5一金なら6五銀を牽制しており得だが、△8九歩成▲6一角成△9九とで攻め合いにならない(2六歩型の弊害)。
「△8四飛もあり得るが、単刀直入に△8六歩が優る」として置く。
解説を物したが、結局は「【NHK出版Online Shop(将棋講座)】を何卒宜しく」の一言に尽きる(決まり手は丸投げ。netでamateursの皆さんと棋士の解説が競合すると、前者の価値が薄れる事は止むを得ない。作者を始め、皆さんが大らかに比較してお楽しみ頂ければ良いが)。
(前略)この将棋で何か異常な出来事があるのかと思っていたのですが、(後略)この将棋でなかった事は、ご覧の通り。
一応insider情報に相当する為余り詳説したくないが、
(前略)今期既に、銀河戦本戦が01局・NHK杯本戦は02局消化されている。(後略)消化依りは、収録と記すべきであった。
新年度初収録分、増して02局目ともなれば第02回目(10日)の放映は困難だと、お察し頂けた筈。
誤解を招いた事を、陳謝する。
前期・橋本崇載五段のnet debut戦?から半年も経っていないが、妙に懐かしく思い起こされる。
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不朽の第一功臣・ペリサリウス将軍閣下の評伝を興味深く拝見。
Erwin=Johannes=Eugen=Rommel(エルウィン=ヨハンネス=オイゲン=ロンメル・独陸軍元帥)や井上成美(しげよし・旧日本海軍大将)の如き、智仁勇兼備の将帥に惹かれる。
彼らや楊文里(Yang=Wenli)氏等、非業の名将は枚挙に暇がない様だ。
10-「○(勝利)」昨今大揺れの【中野サンプラザ】でVS中村裕介三段。遅参を詫びつつ開始の01局目は私の先手で、▲7六歩△3四歩▲1六歩△8四歩▲7七角△同角成▲同桂△4二玉。立石流と見せ掛けて中飛車から、美濃VS3二玉-4二金-4三銀型での決戦でまずまず。最終盤必勝の局面で逃げ損なったが、頓死を見逃してくれ制勝。02局目は▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩から、4三銀型で端突き越し振穴へ。松尾囲いとの対抗となったが、三間に振り直しての捌きが奏功。居飛車が反撃の一打を逃した点も大きく、快勝となる。実は三浦弘行八段と、長岡裕也新四段のVSに出会う。三浦君はわざわざ上京との事で、美談の名に恥じないと思う。
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- Android携帯より初投稿(2014.07.06)
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いつも楽しく拝読しております。
窪田五段は「将帥」の文献も豊富に読まれるのですか?お勧めの本などあれば二、三ご教示いただければ幸いです。
生出寿の本はなかなか入手できません。
投稿: aircareer | 2005年4月13日 (水曜日) 午前 12時51分
詳しいコメントをいただき、ありがとうございました。勉強をさせていただきます。粗忽ながら、幣ブログ関連のエントリーが成されていたことに今まで気がつきませんでした。へっぽこブログを書いていた甲斐があったというものです。
追伸:老婆心かつ失礼ながらTBをお使いになってはいかがでしょうか。
投稿: せんす | 2005年4月12日 (火曜日) 午後 09時12分
いつも更新を楽しみにしております。
将棋を指さない将棋ファンですが、貴ブログでも最近は棋譜の解説が多くなってきたので、少しでも理解して楽しんでみたい・・・と、考えているところです。
実は、ひとつ気になるところがあるので、今回コメントさせていただきます。
プロフィール欄の生年月日以降の文章が、重複しているように思います。
これは何か必要があってそうされているのでしょうか?
こちらの勘違い・思い違いでしたらお許しください。
投稿: fleurhururu | 2005年4月11日 (月曜日) 午後 02時00分