何故か回顧気分
明日VSがあるので中日(なかび)の雰囲気。
これから用事だが、「何故か」1,995年05月12日・勝ち抜き戦VS佐藤康光前龍王(当時・▲窪田)を振り返ってしまった。解説が将棋世界同年07月号P.88以下の対局日誌、及びP.230以下の公式棋戦の動きに掲載されている(日刊ゲンダイ誌上の観戦記は所持しない上、週刊将棋共々記憶なし。月刊将棋マガジン同年08月号は具体的解説なし)。
この様な見栄えする棋戦の廃止を阻止出来なかった口惜しさはさて置き、現在なら32手目△5五歩には▲6七銀と新規巻き直しすると思う。本譜は45手目▲5五角に賭けたが、有利と迄は思っていなかった。52手目△8九龍が佐藤先生らしからぬ軽率の様。将棋世界では採用されていないが、感想戦では代えて△6六角が、香を取られる前の際どい効かしで好手と判明した。▲5七金なら△8八角成で、▲7九歩も効かず振飛車陣の弱体化が顕著となる。以下▲9一龍△3三桂が味良い。開き直って単に▲9一龍も△3九銀▲1七玉△3三桂で俄然玉の安全度が逆転し、いずれも居飛車良さそう。本譜は2二角型を衝いた▲5五歩が極めて味良く、指し易さを感じた事を覚えている。日誌には貧乏揺すりに就いて触れられているが、この頃から自覚はないが体調を損ねていたのだろうか・・・
自分の記事が載っている新聞雑誌は、資料の名に飽き足らないが如き輝きを放ち、胸中を深々と照らし出す。最近も関西会館公式siteのmail magazine「◇関西将棋会館インフォメーション◇」を配信契約したが、Vol.190(2004年11月11日号)の【■「頑張れ!関西」順位戦特集■】が目を惹いた。
『-先手・窪田五段のゴキゲン中飛車に小林五段は飛車先を突かずに中央に銀を二枚並べて真っ向から迎え撃ちます。中央の折衝から飛車を転回し、かく乱する窪田五段に対して、小林五段は中央に勢力を集中して二枚銀で中央を制圧します。こうなると小林五段の攻撃陣が爆発。攻めの手筋の連打から最後は眠っていた飛車の活用で勝利。こちらもまた星を五分に戻しました。-』
この様な高密度の情報が、東西対決局に限り提供される訳である。是非ともご契約をお勧めする。私も週一度の配信が楽しみだ。
デハミナサン、アテプレーベ・オブリガード(「ランシュー=クリストフ@信長 KING OF ZIPANGU」風)。
追記
いずれ棋譜解説に関しては図面もuploadしたい。自戦以外は「諸権利」所持者との兼ね合いが問題となるので、良識を遵守せねば。極力皆さんに観易く且つ、判り易くする所存。
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